2014.1.29
先日、ご見学に来た方から質問がありました。
『バイリンガル教育をうけると、日本語も英語も中途半端になるということはありますか?』
この判断を、たとえば5歳で区切って判断したとしたら・・・
『中途半端です』としか答えられないですよね…。
だって母国語の日本語しか学んでいない5歳児・・・ 日本語中途半端じゃないですか・・・
大人と同じように話してないですよね。
時々テレビでやっているような、20歳になり必須漢字が書けない、読めない。そういう人は確かに問題だと思います。
でもそれは、英語を学んだからその結果になったわけではないですよね。
英語を学んだからではなく、ゆとり教育などもありましたし『学び』をする環境が整っていなかったからそうなってしまったのです。
英語を習得するって、ここがゴールだよ!って見えるものでもないし、形があるものを得るわけではない。
英語が話せるってどういうことだろう?
なかなか実感できなくて心配が募ることはあると思います。
言葉は生きていくあいだ中、ずっと進歩していきます。
この記事を読んでくれている保護者の方も今、まだ尚、言葉や新しいこと学び続けていると思います。
だから、結果を5歳や10歳・・・15歳… そんな時に『英語が中途半端で…』と嘆いても仕方ないです。だって日本語も英語もまだ発達途中で、中途半端なのだから。
語学を身につけたい、極めたいと思ったら、一生学ぶものだと私は思っています。英語ペラペラ!といわれている人でも、海外に行けばもう少し英語流暢に話したいと必ず体験する時があるんです。
子ども英語は特に、英語学習のゴールではありません。あくまで、スタート。
長い長い道のりのスタートです。