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母子分離

2014.1.29

スクールで泣くことがだいぶ減ってきたようでほっとしています。

息子は、自宅ではよく歌の音楽に合わせて、全身を使って楽しそうにリズムをとったり踊っているのですが、一昨日、『アップ』という言葉が流れた時に、1月11日の時に見せていただいた音楽の踊りのように、手を上に持ち上げるようにあげて踊っていました。その後、『ダウン』はまだよくわからないようでしたが、『アップ』と言うと、にこっとしてその動きをします。

 

スクールでは、今はじーっと皆の様子をみているとのことですが、いろいろと吸収しているのだろうなと思いました。目、耳等全身を使って、良いものも悪いものもどんどん吸収していく人生の土台となるこの大事な時期を、人とのかかわりも含めて、いかに良いものを吸収できる環境で過ごすかということの大切さを考えさせられました。

 

12月に入会した保護者のお母様からうれしいお手紙が届きましたのでご紹介させていただきます。

 

初めての英語、初めての外国人、それだけで子どもにとっては大冒険。

さらにお母様と離れる母子分離を横須賀バイリンガルスクールではお願いしています。

 

母子分離って、見ているこちらもいつも心が折れそうになります。それこそ、保護者のお母様だったら尚いっそう悲しいし、つらい経験だということは私たちもよくわかっています。

 

それでも、母子分離を横須賀バイリンガルスクールではお願いしています。

なぜでしょうか?

 

保護者の方がいらっしゃると英語を話す環境が崩れます。

先生に直接質問したり、先生に勇気を出して聞いてみる機会をお母様が同席しているとお母様に頼ることになり、失ってしまいます。また、私たちスタッフ一同、英語を話すスタッフ、バイリンガルスタッフ、日本人のスタッフと役割をしっかり決めて配置しています。最適なバランスをとっています。そのため、日本人の保護者の方がいらっしゃると自分のお子様だけではなく、ほかのお子様の機会も奪ってしまうことになる。そのため、母子分離をお願いしています。

 

かわいそうだから、しばらく同席したいといわれる事もありますが、申し訳ないですがそこに関しては、完全星分離の環境を横須賀バイリンガルスクールでは厳守していただきます。

 

母子分離。すごく大きなハードルです。

ただ、ひとつ言えることは、その瞬間はすごく心が張り裂けるような悲しい現場なのですが、今回のお母様が実際の声を送ってくれたように子どもが母子分離を乗り越えた後、楽しい時間を必ずすごせていること、新しい世界を体験し冒険して、ひとまわり大きくなっていること。それは絶対に確かな事実です。

決してかわいそうなことなんかでは、無いですよ。

 

子どもたちには、自分に責任を持てる自立した国際社会で胸をはって生きていける国際人になってもらいたいと私は願い、横須賀バイリンガルスクールを創設しました。

 

母子分離は、その最初の第一歩です。

 

お母様の気持ちも痛いほどわかります。お子様の気持ちも痛いほどわかります。

だからこそ、安心して、この最初の一歩を私たちにまかせてほしい。

そう思っています。

 

母子分離、自信のない方もいらっしゃると思いますが、そんなお母様とお子様にもとことん付き合います。