2022.11.20
今回は、横須賀バイリンガルスクール(YBS)で行った、サンクスギビングデーのレポートをします。
日本語に訳すと「感謝祭」となるサンクスギビングデーとは、アメリカ合衆国やカナダなどにある祝日のひとつです。
アメリカでは毎年11月の第4木曜日をサンクスギビングデーと定めており、家族や友人と集まって収穫の恵みを祝います。
実は、「ネイティブアメリカン」に感謝の気持ちを伝えようとご馳走を用意して招いたことがサンクスギビングデーの始まりです。
17世紀の頃、清教徒が自由を求めて新たな大陸へとやってきました。しかし、その時はまだ清教徒には新しい地での食料調達ができませんでした。そこで、飢えに苦しむ清教徒たちを救ったのがネイティブアメリカンでした。狩や農作の方法を清教徒たちに教えたのです。
翌年、ネイティブアメリカンのおかげでたくさんの収穫を得ることのできた清教徒たちは大喜び。感謝の気持ちを伝えようとターキーをはじめ様々なご馳走を用意して、ネイティブアメリカンを招き感謝の気持ちを伝えました。
これをきっかけに、アメリカでのサンクスギビングデーの習慣が始まりました。
サンクスギビングデーになると、職場や学校だけでなく、政府機関などもお休みになります。スーパーなども、営業時間を短縮したりお休みになったりするそうです。
そして、多くの人たちが、家族や友人たちと家で集まり、ホームパーティーをして過ごします。
サンクスギビングデーでは「ターキー」をはじめ、アメリカの伝統的な家庭料理を囲んで、家族や友人と団欒の時間を過ごします。
YBSでは、サンクスギビングデーのストーリーを子どもたちに話し、今一緒にいる仲間たちと一緒に過ごせることに感謝する時間をテーマに、行いました。
教室や、ゲームのデコレーションは、ターキーやカボチャ、秋をイメージしたもので、ホームパーティーのように、特別な気分にしてくれるものでした。
子どもたちはクラスごとに、サンクスギビングデーにちなんだお面をつけて、1日を過ごしました。
先生たちが考えたゲームを、それぞれのクラス(年齢)にあった楽しみ方で、楽しむことができ、たくさんの笑顔がみられました。
日本とアメリカ人が共に過ごすYBSだからこそ、文化に対する想いも含め、よりリアルな文化を体験できます。
ただ、アクティビティとして楽しむだけでなく、その文化の背景や意味も感じられる機会を、これからも子どもたちと一緒に楽しんでいきたいです。