2023.11.1
9月からケンブリッジのカリキュラムの導入が本格的に始まったYBSエレメンタリー。実際に、ケンブリッジのカリキュラムではどんな学習をするのか?学ぶ子どもたちはどんな様子なのか、始まったばかりのクラスの様子を、担当の先生に伺います!
ケンブリッジのカリキュラムを始めていちばん感じたことは、子どもたちが自ら考えて、考えることで学びを進めていく仕掛けがたくさんあることです。
また、グループで考えることやディスカッションもあり、一つの意見に偏ったり、先生からの一方的な学びにならない環境が自然につくられています。
ケンブリッジを導入する前は、もっと固くレベルが高いイメージがありましたが、子どもが一生懸命に、楽しみながら、自らが探究を深めながら学べるカリキュラムです。
「グローバル パースペクティブ」のカリキュラムには、リサーチ、分析、評価、振り返り、コラボレーション、コミュニケーションという6つの大きなカテゴリーに分かれています。そして、子どもたちがプロジェクトベースで探究し学習します。
最近では、リサイクルの学びのプロジェクトの一環として、高学年が地域のゴミ拾いをしました。
この授業では、ただゴミを拾うだけでなく、子どもたちが『これはどうしてここに捨てられているのか?』『まだ飲み物が入っている、もったいない!』など、普段通り過ぎてしまっていることに、疑問や感情を抱いたことは、これからの学びにつながる第一歩だと感じました。
コンピューターなどのデジタルデバイスのスキルや、それらのツールを使う上でのルール等を実践的に学ぶ授業です。
高学年のクラスでは、クラスの中で誰が一番、強度の高いパスワードをつくれるかを競う授業を行いました。
キンダークラスでは、デジカメを使ってお友だちや異年齢の子どもたちの撮影するプロジェクトを行いました。
また、日本語の時間などでも、積極的にタイピングを取り入れるなど、他の授業とのコラボレーションもたくさん行いながら、デジタルリテラシーの学習を深めています。
ケンブリッジの算数カリキュラムには、子どもたちが考えたり、生み出したりするプロジェクトがたくさんあります。
高学年の算数授業では、四捨五入の学習の実践として、近くのスーパーマーケットに行って品物の値段を確認し、消費税を四捨五入して合計を計算するという課外授業を行いました。
教科書で学ぶだけの授業ではもったいないという想いで、子どもたちが『もっと挑戦したい!もっと学びたい!』と自然に思える授業をおこなっています。
以前からも、授業の中で生徒と先生間のやり取りの会話が多かったものの、ケンブリッジのカリキュラムになってから、クラスルームから聞こえてくる先生と子供の会話がさらに増えました。
子どもたちが中心になって、より積極的に学んでいる証拠だと感じています。
また、先生とのやり取りや発言する機会が増えたことで、日本人の子どもたちの英語コミュニケーション力が上がっています。
以前は、分かっていても恥ずかしがって英語でコミュニケーションをとることに抵抗のある子どももいました。ケンブリッジのカリキュラムの授業をきっかけに、先生と英語で話している様子や、英語で外国人の子どもたちと話している様子をたくさん見るようになりました。
カリキュラム導入からわずか2ヶ月でも、子どもの成長や変化をみれたことに、先生たちは驚いているようです。
ケンブリッジのカリキュラムを導入している学校は、まだ多くはないため、これからお届けするYBSの子どもたちのこれからの成長も、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。