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注目が高まる『アート教育』 〜日本古代の野焼きで土器づくりを体験した課外活動〜

2021.3.31

今、世界的にアート教育が注目されていることをご存知ですか?アート教育は、豊かな想像力と創造力を育む教育法として期待されています。

台湾のIT大臣であり、新型コロナウイルスの封じ込めに成功し、注目を浴びたオードリー・タンも以下のように述べています。

『アート教育を重視するのは、既存の可能性にとらわれないようにするためです。』

参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/1c831fde510e224f27bcf3c4610cbccaa77b7c08?page=1

YBSエレメンタリー(小学校)の高学年の子どもたちは、アート教育として横須賀市にある「アーティスト村」を訪れ、日本古代の『野焼き』で、土器づくりを体験をしました。土器作りから、様々な気づきを得た課外活動の様子をお伝えします。

 

YBSエレメンタリーの高学年クラスが訪れた「アーティスト村」とは

横須賀市田浦にある「アーティスト村」は、もともと空き家だった場所を、アーティストの活動支援と、地域再生の取り組みの1つとして、2018年にオープンしました。

今回、YBSエレメンタリーの子どもたちが、アーティスト村の方にご協力いただき土器作りを行ったのは、アート教育だけではなく日本の歴史に触れることも目的の1つでした。なぜなら、アーティスト村では、日本古代の土器作り「野焼き」を体験できるからです。

今回アーティスト村では、土器づくりというアート教育を通して、アメリカ人と日本人の子どもたちが共に、日本古代の生活の一部に触れる体験ができました。

 

YBSの子どもたちが初めての土器づくりに挑戦

これまで、YBSエレメンタリーのアートの授業ではペイントなど平面のアート制作を中心に行ってきました。そのため、今回初めて“粘土”に触れて、立体の作品作りに挑戦する子どももいました。

スクールに講師として横須賀の陶芸家をお呼びして、ますは土器の形作りに挑戦。初めての土器作りに、子どもたちはいつも以上に真剣な様子で、繊細に作業を進めていました。その姿は、指導してくださった講師の方も感心するほどでした。

 

形作りから乾燥までは約1週間。そして、土器を焼き上げるため、実際にアーティスト村を訪れました。

アーティスト村では、実際にアーティストの方の作品を見せていただいたり、普段触れることのできない薪割りの機械も体験させていただいたり、スクールでのアートの授業を超えた経験ができました。

 

また、野焼きの工程の中で、薪を割って火をおこすなどを体験させていただいたことで、子どもたちから「火は生活に欠かせないものだね」という自発的な気づきも生まれました。

 

少人数だからこそ可能になる体験

普段の生活の中で大人たちは「怪我をするから」と、子どもたちに危険な道具を使わせることはしませんよね。もちろん、先生にとっても危険な道具を扱わせることは、緊張する場面でもあります。しかし、今回YBSの子どもたちは、薪割りの機械など危険になりえる道具を体験させていただく中で、「どうしたら怪我をしないか?」を自ら考え、注意を払うことで安全を学ぶことができました。

このような学習が可能になるのは、YBSエレメンタリーの教育環境にも理由があります。YBSエレメンタリーは少人数のクラス編成となっているため、大人の目が届きやすい環境です。そのため、普段から子どもたちと先生が近い距離感で接しているからこそ、信頼感が構築できているため今回のような危険な道具に触れる体験が可能になったのです。

少人数だからこそできる学びや体験があるのも、YBSエレメンタリーの魅力の1つではないでしょうか。

YBSエレメンタリーのカリキュラムやクラス編成についてなど、詳細を知りたい方には、カウンセリングを行っております。海外にお住まいの方は、オンラインでのカウンセリングも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。