2025.12.17
日本で育った私たちにとって、「子どもが自分たちで教室をきれいにすること」は、とても当たり前の光景かもしれません。
しかし、この習慣には、日本の教育ならではの大切な価値がたくさん詰まっています。
YBSでは、子どもたちやご家族だけでなく、先生たちも国際色豊かな環境の中で日々を過ごしています。さまざまな文化や価値観が混ざり合う中で、YBSは日本の文化も大切にするバイリンガルスクールとして、子どもたちが自分たちで掃除をすることを大切な学びのひとつと考えています。
日本の多くの学校では、子どもたち自身が教室を掃除し、使った場所を整えます。
それは単なる掃除ではなく、自分たちが使う場所を大切にする気持ちや、周りの人への思いやり、そしてみんなで協力する姿勢を自然に身につける学びの時間でもあります。

YBSでは、英語教育やアカデミックな学びだけでなく、「心を育てる学び」もとても大切にしています。
そのひとつが、日常の中にある Cleaning Time(お片づけ・掃除) です。
YBSでは、子どもたち自身が教室やおもちゃ、学習用具を大切に扱い、みんなで協力して整えます。これは、年齢やクラスに合わせて無理のない形で行っています。
先日、2〜3歳クラスでは、日本の年末の伝統である 「大掃除」 を行いました。
一年間お世話になったお部屋に感謝し、古い年の汚れを落として、新しい年を気持ちよく迎える——。
この大掃除は、子どもたちにとってチームワークを学ぶ時間であると同時に、日本文化を体験する貴重な機会にもなりました。Cleaning Timeは、協力すること、伝え合うこと、そして仲間としてのつながりを感じることを学ぶ、前向きな時間でもあります。

YBSは、語学や学力だけを育てる場所ではありません。
日々の小さな行動を通して、
自分の周りを大切にできる心、感謝の気持ち、そして社会の一員としての責任感を育てることを大切にしています。
日本の教育の良さを、インターナショナルな環境の中で自然に取り入れる——。
それが、YBSが大切にしていることのひとつです。
小さな日常の積み重ねが、子どもたちの未来につながっていく。
YBSでは、そんな学びを毎日大切にしています。