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世界で活躍できる子に!“グローバルマインド”を育む子育て

2022.2.4

グローバルマインドという言葉を聞いたことがありますか?

グローバルマインドは、一言でいうと「世界で活躍できる人材が持つスキルのこと」です。グローバル化がどんどん進んでいく社会で、未来をつくっていく子どもたちが世界に羽ばたくために育ててあげたいグローバルマインド。たくさんの可能性を秘めた子どもたちだからこそ、一つの答えや考え方に制限してしまうのはもったいないことですよね。子どもたちの可能性の扉を開いてあげられるのは、その子を育てる大人たちです。子どもたちの未来にとってどんな子育てがいいのか…。答えが一つでないからこそ、一緒に考えてみませんか?

 

グローバルマインドって何?

 

グローバルマインドは、様々な意味で用いられています。しかし、グローバル組織のリーダーたちが共通して持っている認識は、相手の国や文化に適応させ、仕事を成し遂げることができる力だといいます。

海外で取り上げられた、グローバルマインドの定義に関する研究によると、グローバルマインドの定義は、「自分のベースとなる文化から一歩外に出て、普遍的に正しいやり方はないことを理解する能力である」と、述べられています。

とは言っても、まだ理解しにくいかもしれませんが、グローバルマインドの定義を次の2つの主要な要素に分けることで、理解しやすくなるでしょう。

 1つ目は、「自分のベースとなる文化から一歩踏み出す力  」です。

この信念の核となるのは、リスクを取り、探求し、学び、適応しようとする意欲です。例えば、自分とは異なった国・人種・文化など、さまざまな違いや、多様性を理解し共感することです。そうすることで、子どもの価値観や視野を広げることに繋がります。

 

2つ目は、「普遍的な正解はないと理解すること」です。  

 グローバル・マインドでは、状況や文化の違い、そして共通点にはプラスもマイナスもないと、理解することです。相手の文化・習慣や常識を知ることで、「この考え方はおかしい」と否定するのではなく、「そういう考え方もある」と認めるられることが大切です。

 

グローバルマインドが広げる、子どもたちの可能性

 

親であれば、自分の子どもの人生がより良いものになってほしいと願うのは当然のことでしょう。子どもはいずれ大きくなると、自分で人生の様々な選択をしていきます。その選択肢を増やしてあげるのか、選択に迷わないようにある程度絞ってあげるのか、どちらの考え方もあるでしょう。近年では、子どもの可能性を引き出す教育法や子育てに注目が集まっています。

 

グローバルマインドという言葉は少し難しそうに感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、まず親として子どものグローバルマインドを育てるためにできることは、「制限しない」ということです。子どもは、自分の枠から飛び出していくことで、新しい世界を知り、経験し、感じ、考えていくことができ、可能性を広げることにつながります。子どもが、一歩飛び出せるように背中を押してあげたいですよね。

 

お家でもできる、グローバルマインドにつながる子どもとの接し方

子育ては、子どもが何歳になっても、試行錯誤と挑戦の連続です。兄弟がいる家庭でも、その子によって性格はそれぞれで、学び方も成長も異なります。“正しい子育て”を探しても、その答えは見つからないでしょう。だからこそ、毎日、子どもと過ごす時間の中で、その子に合った好奇心や探求心の引き出し方を見つけていきませんか?

 

・一緒に考える

大事なのは正しい答えではなく一緒に考えることです。子どもは、成長していくなかでいろいろなことに疑問を持ちます。そこで、答えを教えてあげることは簡単です。しかし、好奇心や探究心を引き出すためには、答えを見つけるプロセスを示してあげることが大切です。分からないことを分からないままにしてしまう癖がつくと、探究心は育ちません。分からないことは調べてみるという癖をつけることが、探究心を育てるポイントです。実際に自分の目で確かめて見たり、本で調べて見たり、答えを見つけるプロセスを親子で楽しんでみましょう。

 

・疑問を抱いたことを褒める

子どもが疑問を持った時は、好奇心や探究心を伸ばすチャンスです。疑問を持て、自分で考えたり、調べたりすることで、知識の定着も深まります。そのため、疑問を持って質問してきた時は、疑問を持たことに対して褒めてあげましょう。具体的に褒めてあげることで、子どもは疑問を持つことや、それを調べることに楽しさを感じるようになるからです。好奇心や探究心を伸ばすためにも、些細なことでも褒めてあげる習慣をつけていきたいですね。

 

・こんな言葉かけはNG

子どもの好奇心や探究心をつぶしてしまう可能性のある言葉は避けたいものです。例えば、「知らない」「まだ○○は分からない」「自分で調べなさい」の3つ。

このような言葉は、子どもが抱いた「知りたい」「学びたい」という意欲を止めてしまうでしょう。何気なく言った一言で、子どもの好奇心や探究心をつぶしてしまわないように、子どもが興味を持ったことに対して寄り添う言葉を意識していきたいですね。

 

子供にとって親は、とても影響力がある存在です。特に幼少期は、親と子どもが一緒に過ごす時間が長いため、人生の選択肢や経験をつくってあげられます。子育てをする大人も「制限しない子育て」に挑戦することで、将来子どもがグローバルで活躍できる、グローバルマインドを育むことができるでしょう。