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当校の考える「バイリンガル」とは

2014.2.25

【当校の考える「バイリンガル」とは】

バイリンガルってどういうイメージですか?

英語と日本語の両方を話す。

それがバイリンガルですよね?

では、どのレベルでバイリンガル
になるのでしょうか?

実はこれって、すごく難しい問題です。

私はTOEIC985点ホルダーです。

夫がアメリカ人なので家では英語を話しますし、
仕事でも英語をたくさん使います。

予備校で指導していたこともあるので、
英文法はほぼ完ぺき、リスニングもTOEICでの
点数が証明するようにネイティブと遜色ないレベルで聞き取れますし、
発音もキレイだと思います。(すみません、自画自賛で笑)

ただ、私の母国語は日本語です。

何かを学ぶときは日本語の方がしっくりくるし、
経営者としての私が決断する時などは全て
日本語で分析し、考えます。

圧倒的に日本語が強いです。

日本語と同じレベルで英語を使えるのが
バイリンガルと定義するのであれば、

私はバイリンガルとは言えないかなと思います。

でも、普通に考えたらバイリンガルですよね。

日本語と同じレベルで英語を使えるようには、
ならないかもな…と、私は今でも思っています。

右利き、左利きがあるように、
どちらかの言語が強いということは
絶対にあります。

だからこそ、この日本語で考え、
学ぶ力は絶対に鍛えないといけません。

自分で考え、自分で未来を切り拓いていくことが
出来る能力は絶対備えておきたいところです。

「えー、でも日本語と英語を同じくらい話せる
 バイリンガルに育てたい」

と思う保護者の方がいれば、
そもそもバイリンガルの仕組みをご存じないと
思いますので、当校では対応できません。

ごめんなさい。

横須賀バイリンガルスクールが目指す、
育てる『バイリンガル』とは、脳の中に二つの
言語システムがそれぞれ別に立ち上がっている状態。

そう、まるで脳の中に英語のお部屋と
日本語のお部屋が存在しているイメージです。

その二つのシステムやお部屋の
大きさに差はあっていいんです。

英語のお部屋が日本語のお部屋より小さくても
十分、外国人とコミュニケーションが取れる状態、

脳の中にある2つの言語システムが交差しない状態、

それが横須賀バイリンガルスクールの
バイリンガルの概念です。

だからこそ、きれいな発音、
しっかりとした聴く力、話す力が育つのです。

以下の写真に示すように0歳~12歳は
言語習得の黄金期
です。

この時期にしっかり日本語と英語の言語システムを
作り出す事がバイリンガルへの道です。