2021.4.9
YBSエレメンタリー(小学校)で大切にしていることの1つに“地域との交流”があります。課外活動では、横須賀で活躍されている地域の方々から学ぶ体験も積極的に取り入れています.。3月には、YBSエレメンタリーのキンダー、1年生、2年生が合同で、横須賀のワカメ漁師さんのところへ行ってきました。事前学習から、実際の体験と、事後学習までの子どもたちの様子をレポートします。
事前学習では、まず「ワカメ」についての学びを行いました。日本の食卓では一般的なワカメでも、アメリカ人の子どもたちの中には、見たことも食べたこともない子どもたちがいます。全生徒数の9割がアメリカン人のクラスにとって、ワカメを食べることはとても不思議なこと。ワカメが海で、どのようにして生えているのか、どんな色をしているのかなどを学びました。
また、事前学習はそれだけでは終わらず、ワカメの収穫量の減少にも注目。「なぜ、ワカメの収穫量が減っていると思う?」「ワカメの成長に適した水温のバランスが崩れているけど、どうしてだろう?」という先生からの問いかけに対して、子どもたちからは「海が汚れているから」「Pollution!(自然破壊)」という回答が出てきました。
事前学習で、海の環境について問題意識をもつ中で、子どもたちから「海のごみをみんなで拾おう!」「木をたくさん切っちゃダメ!」という意見が出るなど、環境問題についての気づきが子どもたちから溢れてきました。
課外活動の当日は、実際に、漁師さんからワカメのお話を伺ったり、一人ずつワカメに触れたり、ワカメをちぎる体験もさせてもらいました。
新鮮なワカメを漁師さんが目の前で茹でる姿をみて、子どもたちは熱さを感じながらも、ワカメの色が茶色から緑に変わる様子を興味深く見ていました。「これがいつも食べているワカメの色だよ!!」
最後に、ワカメを実際に食べさせていただきました。ワカメが収穫されてから、食卓に並ぶまでの流れを学ぶことで、子どもたちは“食”への好奇心も高まった様子でした。初めてワカメを食べたアメリカ人の子どもにとっては、貴重な体験となりました。
ワカメ漁師さんのお話を聞いた後は、磯遊びを楽しみ、横須賀の自然に触れる時間を過ごしました。
事後学習では、課外活動で体験したり、自分の目を通して見たりしたことで、どんなことを学び、感じたのかをアウトプットします。
今回の事後学習では、子どもたちが印象に残った体験を絵にしました。子どもたちの感想を見ると「ワカメを食べたこと」「ワカメを茹でる様子が見れたこと」などが、特に印象に残ったようです。さらに「磯遊びが楽しかった」などの感想もみられ、横須賀の海や自然への関心が高まったようです。
まとめ:
YBS小学校で行っている課外活動などをはじめ、子どもたちの学びの様子をこれからもレポートしていきます。
また、「YBSではどんなことを学んでいるの?」「どんな学習スタイルなの?」など、YBS小学校に関する質問や疑問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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